原価管理の改善による効果

✔ こんな方におすすめ
「現場はたくさんこなしてるのに利益が残らない」と感じている経営者・責任者の方は、
この原価管理方法を見直すことで、その原因を特定・改善できるはずです。
原価管理を徹底する3ステップ
- 原価から見積を作成
- 発注書作成で原価確定
- 売上推移表で常に粗利を管理
建築業は「想定外」がよくある業界
住宅業界のなかでもとくにリフォーム業にありがちなのが、「工事が終わって、気が付いたらほとんど粗利が残っていなかった」という現象です。
見積提出・受注段階からほとんど変更がない工事なら心配することは無いのかもしれませんが、多くのリフォーム工事の場合、そういうわけにもいきません。
- 根拠の無い値引きによって、そもそも着工前に粗利が下がっている
- 工事箇所が思った以上に脆く、予定よりも補修に時間がかかった
- 職人が誤って資材を壁にぶつけて傷つけてしまい、保証が必要になった
- 悪天候が続いて工事ができず、想定以上の人工がかかってしまった
これらは一例ですが、他にも様々な原因によって想定外の時間や予算がかかってしまいがちなのがリフォーム工事です。
もっとも危険なのは粗利低下に「気づかない」こと
さすがに最近は、物件・案件ごとの管理ではなく「水廻り」「外壁」などの部位ごとに原価管理をしているリフォーム会社は少なくなってはいます。
物件・案件ごとに原価管理をしていても、受注時の粗利と、竣工・引渡時の粗利しか管理していなければ粗利の変動には絶対に気付くことができません。
気付けないということは、対処もできない状態です。これではいつまで経っても改善を施すことができません。
粗利低下に気付いて改善するリアルタイム原価管理

アイピア活用ポイント
見積作成時、原価計算時、発注時など常に原価と粗利を意識した作業が可能。
度の操作によって、粗利がどれくらい変動するか、受注時に比べてどれくらい粗利が上下しているかもすぐ把握することができます。
原価管理でもっとも重要なのは、ただ金額を記録することではなく、原価にどのような変化があってリアルタイムな対処ができるかどうかです。
営業マンによる何気ない(無根拠な)値下げ、ちょっとしたサービスなど小さなものも含めて「粗利にどのような影響があるのか」を把握することができます。
原価管理でもっとも重要なのは、ただ金額を記録することではなく、原価にどのような変化があってリアルタイムな対処ができるかどうかです。
原価を4つの段階で細かく自動集計・分析

アイピアの原価管理は、主に4つの段階で管理されています。
契約時の金額しか見ていない等では絶対に気づくことができないお金の動きさえもリアルタイムで把握でき、粗利益の安定を図ることができます。
- 受注金額:契約して間もなく
- 予算金額:契約時に作った見積をもとに予算編成を行うまで(追加工事があった場合も含む)
- 完了金額:着工~完工まで。
- 締め金額:完工後、お客様からご入金をいただくまで。
こうすることで、契約以降の粗利の変化について敏感に察知できるようになります。
もしも今、「どうしてたくさん現場をこなしてるのに利益が残ってないんだ?」と疑問を持っているなら、その原因は間違いなくこの管理方法で判明するでしょう。
まとめ
リフォーム業においては、想定外のコストや工期の変動が避けられないからこそ、
リアルタイムで粗利の変化を把握し、すぐに対処できる「原価管理の仕組み」が必要です。
案件ごとに発生する大小さまざまな要因が、気づかぬうちに粗利を圧迫しているかもしれません。
だからこそ、管理の仕組みを変えることが、利益改善の第一歩です。
今の運用で利益が見えづらいと感じている場合は、
一度、原価の見える化に本気で取り組んでみてください。